WordPress 4.8 をチェックしています – IE8,9,10のサポートを終了


WordPress4.8 beta1 が 公開されました。 WordPress4.8は 2017年6月8日 に リリースされる予定で beta版からいろいろチェックをしています。という事で WordPress4.8でちょっと気がついたところを取り上げていきます。
まだまだ これから変更はありそうなので説明や画像キャプチャ等と違う場合がありますのでご容赦ください。

リリースまでのスケジュールは WordPress 4.8 Development Cycle に載っています。
WordPress4.8 beta1 https://wordpress.org/news/2017/05/wordpress-4-8-beta-1/
※ beta版 をテストする場合は ベータテスタープラグイン を利用してください。

2017/05/23追記
WordPress4.8 beta2 https://wordpress.org/news/2017/05/wordpress-4-8-beta-2/ がでました。
ダウンロードは 記事内の「download the beta here (zip).」をクリックしてください。
 
2017/05/26追記
WordPress4.8 RC1 https://wordpress.org/news/2017/05/wordpress-4-8-release-candidate/ がでました。
ダウンロードは 記事内の「download the release candidate here (zip).」をクリックしてください。

2017/06/09追記
WordPress4.8 https://wordpress.org/news/2017/06/evans/ がリリースされました。

IE8,9,10のサポートを終了

WordPress4.8から IE8,9,10のサポートをしなくなります。
テーマ側では個々には対応できるかもしれませんが、管理画面は作業途中で固まったりするでしょう。開発側からしたら堂々と「非対応です」と言えそうです。

WordPress 4.8 Will End Support for Internet Explorer Versions 8, 9, and 10 – WordPress Tavern
https://wptavern.com/wordpress-4-8-will-end-support-for-internet-explorer-versions-8-9-and-10

 
 

TinyMCE inline element / link boundaries

TinyMCE が ver4.5.6 (2017-03-30)から ver4.6.1 (2017-05-10) へバージョンアップされています。ビジュアルエディタ関連のプラグインを使ってる場合は JavaScriptエラーが出てないか等 いちおう確認してた方がいいかもです。

さらに、記事入力でビジュアルエディタを使ってる時に 外部リンクしているテキストの境界をわかりやすくしています。

例えばリンクテキストのすぐ後ろにテキストを足そうとした場合、リンク部分がアクティブになっているとリンク内に、そうでない場合はリンクの外に、とわかりやすくなってます。
※リンク境界に 1dot のスペースがあるイメージです。

TinyMCE Core v4.6: add inline boundaries for links and code
https://github.com/WordPress/gutenberg/issues/89

 
 

メディアウィジェット

WordPress標準ウィジェットとして新規追加になります。
メディアウィジェットとして「画像」「動画」「音声」の3つが追加されました。

サイドバー等に画像を設置したい場合は「テキストウィジェット」等で 表示サイズを計算しながら HTMLタグ を打ち込まなければいけませんでしたが これを使う事で簡単に設置できるようになります。

動画では YouTube 等の外部の動画でも「Add Video」ボタンを押して「URLから挿入」で 動画のURLを設定するだけで簡単に設置できます。

Core Media Widgets
https://wordpress.org/plugins/wp-core-media-widgets/

 
 

ビジュアルテキストウィジェット

WordPress標準の「テキストウィジェット」は 基本は文章をいれるスペースで、ちょっと画像やリンクを入れようとしたらHTMLタグを書き込まなければいけませんでした。
WordPress4.8からは 簡易的ですがビジュアルエディタ がついてHTMLタグが苦手な人でも簡単に使えるようになりました。

Customize: Visual text widget
https://core.trac.wordpress.org/ticket/35243

 
 

Dynamically-resized controls pane

テーマカスタマイザーの画面をズームイン/アウトした時に 左のメニューがつぶれないようになっています。

ズームを25%にして時の比較です。
WordPress4.7

WordPress4.8

Customize: Increase width of controls pane to give more room on high resolution displays – Make WordPress Core
https://core.trac.wordpress.org/ticket/32296

 
 

ダッシュボード 「WordPressニュース」

ダッシュボード にある「WordPressニュース」が「WordPress Events and News」になりました。

Attend an upcoming event near ○○○ (○○○ 近郊のイベントに参加) と出てきて WordCampイベント情報が表示されます。
○○○ は アクセスしてている IPアドレスで地域を想定しているようですが、違う場合は 地域を再入力すると イベント情報も再表示されます。
ちなみに日本語で入れても ちゃんと認識しました。すごい

Add WordCamps and meetup events to the News Dashboard widget – Make WordPress Core
https://core.trac.wordpress.org/ticket/40702

Nearby WordPress Events – Make WordPress Core
https://make.wordpress.org/core/2017/04/14/nearby-wordpress-events/

 



 

関数の変更

気になったところの関数を紹介します。

get_category_parents関数が変更されました。

get_category_parents関数は親カテゴリのリストの取得に使われます。パンくずリストとかでよく利用されているみたいです。

@since 4.8.0 The `$visited` parameter was deprecated and renamed to `$deprecated`.

get_category_parents関数は category-template.php にあります。

//4.7まで
get_category_parents( $id, $link, $separator, $nicename, $visited ); 
//4.8から
get_category_parents( $id, $link, $separator, $nicename );

まず、引数の $visited が廃止されました。(deprecatedになります)
さらに get_term_parents_list 関数が新設されていてこれを呼び出しています。
つまり 新get_category_parents関数 では get_term_parents_list を呼び出すための情報セットをする内容に変わっています。

テンプレートタグ/get category parents (4.7まで)
https://wpdocs.osdn.jp/%E3%83%86%E3%83%B3%E3%83%97%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%83%88%E3%82%BF%E3%82%B0/get_category_parents

 
 

新規関数

気になったところの関数を紹介します。

get_term_parents_list 関数

get_category_parents関数 で触れましたけど get_category_parents関数 はこちらを使うように変わっています。
こちらの方が使いやすい気がしますので、そのうち置き換えてもいいかもしれません。(4.8~用)

get_term_parents_listの利用例

/**
 * Retrieve term parents with separator.
 *
 * @since 4.8.0
 */
$term_id  = 1;		//Term ID
$taxonomy = 'category';	//Taxonomy name

$args = array(
	'format'    => 'name',		// Default 'name'  'slug' or 'name' 
	'separator' => '/',		// Default '/'
	'link'      => true,		// Default true
	'inclusive' => true,		// Default true.
);
$tarms = get_term_parents_list( $term_id, $taxonomy, $args );
var_dump( $tarms );	//テスト表示

※公式な情報ではありません。

 
 

アクションフィルター

気になったところのアクションフィルターを紹介します。

get_query_template関数内のアクションフィルター

WordPress4.7 で {$type}_template_hierarchy が追加されましたが さらに {$type}_template アクションフィルター に引数が追加されました。

get_query_template関数は template.php にあります。

	/*
	 * @since 4.8.0 The `$type` and `$templates` parameters were added.
	 *
	 * @param string $template  Path to the template. See locate_template().
	 * @param string $type      Filename without extension.
	 * @param array  $templates A list of template candidates, in descending order of priority.
	 */
	return apply_filters( "{$type}_template", $template, $type, $templates );

	//4.7まではこちら
	return apply_filters( "{$type}_template", $template );

※テーマで、さらに例外的なテンプレート設定ができそうです。

 



 

バックアップとってね

メジャーアッデートでは必ずバックアップをとるようにしましょう。
ファイルとデータベースのバックアップは必ずとるようにしてください。

【参考】
WordPress のバックアップ – WordPress Codex 日本語版
http://wpdocs.osdn.jp/WordPress_%E3%81%AE%E3%83%90%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%A2%E3%83%83%E3%83%97

BackWPup – WordPress Backup Plugin
https://wordpress.org/plugins/backwpup/

できれば 本番のバックアップから テスト環境 を作って動作テストをする事をお勧めします。