WordPress4.9 beta1 が 公開されました。 WordPress4.9は 2017年11月14日 に リリースされる予定で beta版からいろいろチェックをしています。という事で WordPress4.9でちょっと気がついたところを取り上げていきます。
まだまだ これから追加・変更はありそうなので説明や画像キャプチャ等と違う場合がありますのでご容赦ください。
リリースまでのスケジュールは WordPress 4.9 Development Cycle に載っています。
WordPress4.9 beta1 https://wordpress.org/news/2017/10/wordpress-4-9-beta-1/
WordPress4.9 RC2 https://wordpress.org/news/2017/11/wordpress-4-9-release-candidate-2/
※ beta版 をテストする場合は ベータテスタープラグイン を利用してください。
【追記 リリースされました。】
WordPress 4.9 “Tipton” https://wordpress.org/news/2017/11/tipton/
WordPress 4.9 Released with Major Improvements to Customizer Workflow, Updated Code Editors, and New Core Gallery Widget https://wptavern.com/wordpress-4-9-released-with-major-improvements-to-customizer-workflow-updated-code-editors-and-new-core-gallery-widget
テーマカスタマイザ
カスタマイザでの変更を下書きや予約保存できるようになりました。
さらに下書きや予約保存した状態を、ログインしていないユーザーに見せる事ができるURLも出力できるようになっています。
※下書きや予約保存すると中下のURLでプレビューできます。
カスタマイザ オートセーブリビジョン
変更を保存(又は破棄)せずに終了した場合でも、次に開いた時に「プレビューしているものよりも最近の変更の自動保存があります」と出ます。
リンクをクリックすると復活させる事ができます。
【参考】
Customizer: Allow users to Draft changes before Publishing | Make WordPress Core
Improve wp.customize.previewer.save() for changesets. | Make WordPress Core
ウィジェット
テキストウィジェット
テキストウィジェットがさらに使いやすくなっています。
メディアボタンが追加されました。
oEmbedsが使えるようになりました。
ショートコードが使えるようになりました。
※この例は 上がoEmbedで生成されたブログカード、その下が問合せフォームです。
また、ウィジェットを設置・変更した場合、それぞれ保存しないで終了した時に警告が出るようになりました。
【参考】
Parse shortcodes in text widgets by default | Make WordPress Core
Allow media to be embedded in Text widget | Make WordPress Core
oEmbed not working on author page without posts | Make WordPress Core
ギャラリーウィジェット
ギャラリーウィジェットが追加されました。
設置は簡単で、画像も選択するだけです。
ユーザー
ユーザーのメールアドレスを変更する場合はメールの確認が必要になりました。
【参考】
Require confirmation on email change | Make WordPress Core
会員制でカスタマイズしてたり会員系プラグイン等を使ってる場合は要チェックですね。
この機能が邪魔している場合は、暫定ですが 以下のコードを my-plugin.php に張り付けて 試してみてください。
/* * remove confirmation profile email. * * @since 4.9.0 beta1 */ function nendebcom_remove_send_confirmation_profile_email(){ remove_action( 'admin_notices', 'new_user_email_admin_notice' ); remove_action( 'personal_options_update', 'send_confirmation_on_profile_email' ); } add_action( 'admin_init', 'nendebcom_remove_send_confirmation_profile_email' );
※公式な情報ではありません。
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CodeMirrorエディタ
CodeMirrorエディタは、テーマやプラグインの編集等で使えるようになっています。
関数名や項目等が色分けされたり{}(かっこ)が対比されるようになったので見やすくなりました。
「警告:アクティブなプラグインを変更することはお勧めしません」と警告が出るのもいいですね。
「いらないよ」って方はユーザープロフィール画面で無効にする事もできます。
【参考】
Include default code editor | Make WordPress Core
【追記】
テーマのファイル選択では今までできなかったサブフォルダのファイルも選択できるようになりました。
Gutenberg
うわさの「Gutenberg」は WordPress5.0 からになるようです。
【参考】
4.9 and Gutenberg | Make WordPress Core
Gutenbergテーマ や サンプル も GitHub に あるようなので気になるところです。
Examples for extending WordPress/Gutenberg with blocks.
Showcasing Gutenberg: a theme to show the potential
試したい方は以下のプラグインでお試しください。
Gutenbergプラグイン
※これはベータ版です。公開中のサイトでは使用しないで下さい !
廃止
SWFUpload
SWFUpload(Flashアプローダ)が廃止されました。
これは WordPress3.3までだったかな? 以前 標準で使われていたメディアアップロードです。
※なつかしい
【参考】
Remove SWFUpload | Make WordPress Core
Press This
ツール にあった「Press This」が無くなりました。
これに伴い、以下の関数も廃止になりました。
get_shortcut_link()
wp_ajax_press_this_save_post()
wp_ajax_press_this_add_category()
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おまけ
おぉっ! て思った関数1つ。
wp_is_mobile() に 「wp_is_mobile」フィルターがつきました。
これ、わりと使ってる関数ですよね。
wp-include/vars.php 内より抜粋
/** * Filters whether the request should be treated as coming from a mobile device or not. * * @since 4.9.0 * * @param bool $is_mobile Whether the request is from a mobile device or not. */ return apply_filters( 'wp_is_mobile', $is_mobile );
これにより、標準のwp_is_mobile関数でとれなかった モバイルを $_SERVER[‘HTTP_USER_AGENT’] とかで判別追加できるようになります。
バックアップとってね
メジャーアッデートでは必ずバックアップをとるようにしましょう。
ファイルとデータベースのバックアップは必ずとるようにしてください。
【参考】
WordPress のバックアップ – WordPress Codex 日本語版
http://wpdocs.osdn.jp/WordPress_%E3%81%AE%E3%83%90%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%A2%E3%83%83%E3%83%97
BackWPup – WordPress Backup Plugin
https://wordpress.org/plugins/backwpup/
できれば 本番のバックアップから テスト環境 を作って動作テストをする事をお勧めします。